スパイスとハーブをたっぷり使ってパンチェッタを作りました。
パンチェッタとはイタリア料理に使う豚バラ肉の塩漬け。生ベーコンとも言われ、燻製にするとベーコンですね。
さてさて、
前回ゆるベジと書いておきながら?
あれ、肉肉しい画像w
ってつっこまれそうですね。
スパイスやハーブは肉や魚との相性も良いので使わない手はありません。
古代ギリシャやローマ帝国時代からハーブやスパイスは肉の防腐や保存のために使われていました。遠征軍の食事にも胡椒を始めインドから輸入したスパイスを活用していました。また美食を極めたローマ人にも重宝がられていました。古くから肉とスパイスは切っても切り離せない組み合わせということですね。
普段、市販のソーセージやハムは添加物が多いので殆どの使わないのですが、たまに野菜の煮込みなどで、良いダシがでるので使いたくなるときがあります。
美味しい無添加のベーコンとかソーセージが
あればいいのだけど、スーパーでもたまに無添加のブランドものが置いてますが少しお高め。
じゃあ、作ろうってことで、
塩とハーブやスパイスをたっぷひ擦り込んだ
自家製パンチェッタを仕込んでおきました。
1カ月ぐらい前に。
実は燻製モノが少し苦手なのです。
娘たちが小さい頃、よくキャンプに行ってたときに購入した燻製用のアルミバケツ?みたいなのがあるんですが、それ以来全く使っていません。
アウトドアショップのスモークチップを見つけて
以前に夫が作ったスモークの練りものや
イカタコがあまりにも匂いかキツくてダメだったのがトラウマになってるのかも。笑
なので塩漬けのほうがむしろ好きです。豚肉の旨味そのものとハーブやスパイスの味わいを楽しめますし、簡単だし手間もかからないし♪
では材料と作り方です!
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自家製パンチェッタ
~材料~
豚バラ肉塊 今回は300g
天然塩 豚バラ肉の3%~5% (10.5~17.5g)
砂糖 豚バラ肉の2% 6g
(今回は甜菜糖 (オーガニック)を使いました)
[ハーブ]
セージパウダー状 小さじ1
マジョラム カット小さじ1
ローリエ 二枚
[スパイス]
ナツメグパウダー 瓶2振り程度
ブラックペッパー 粗挽き 小さじ2
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aroma*Rではハーブやスパイスの量り売りもあ
りますのでお気軽にご連絡ください。
その他ネットで購入可能なサイトもあわせて
末尾にご紹介させていただいてますのでよか
ったらご参加になさってくださいね。
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~作り方~
肉の下準備
①豚バラ肉は全体をフォークで刺しておく。気になる場合は外側の余分な脂肪の層を切り落としておく。
味付け
②塩と砂糖は全体に擦り込む。身と身の小さな切れ目や隙間にもしっかり擦り込んでおく。
味付け
③ハーブとスパイスも全体にまぶして、ローリエの葉はちぎって全体に貼り付けるようにする。
味の浸透熟成
④ラップでくるんで、大きめのジップロックに空気を抜いて閉じて冷蔵庫で保存。時々様子を見て水分が出てきたらキッチンペーパーでしっかり取り除き、再度冷蔵庫へ。
塩抜きと乾燥
⑤1週間ぐらいしたら塩抜きのため、肉を水でよく洗う。キッチンペーパーで水分をしっっかり取り除き、乾燥なのだけど、部屋に吊るすならガーゼや網などに入れて吊るしたいものですね。(虫や埃か気になるし) なので、冷蔵庫にラップとかせずに保存。大体1週間から10日ぐらいかな。
⑥出来上がったら好みのカットで色々な料理にお使いください。もし塩辛かったら調理前に使用分量を水に浸けて塩抜きして水分を取り除き調理してください。
おススメはカルボナーラやジャガイモとソテー!
ミネストローネなどスープに。煮込み料理には大きめにカットして入れると食べ応えもありますよ。
ちなみに、イタリアのもも肉を使った塩漬けはプロシュート、スペインにはハモンセラーノなど色々ありますが、またあらためてご紹介さてせていただきますね。
ほうれん草とパンチェッタのソテー
今回はほうれん草とソテーしました。とっても美味しかったです。パンチェッタをこんがりするまで炒めて、余分な油はキッチンペーパーで取り、それからほうれん草を入れてさっと炒めます。ほうれん草もシャキッと感が残って美味しい。
もちろん味付けはなし、パンチェッタの味と旨味だけで充分です!
ハーブはフレッシュタイムを少しパラパラしてトッピングにタイムの小枝を。
パンチェッタでミネストローネ
〜今回使ったハーブやスパイス〜
ハーブやスパイスはどこで購入したらいいのかというご質問をよくいただきますので
ご紹介したリンク先などもご参考になさってください。
aroma*Rでも在庫がある分は量り売りさせていただきます。お問い合わせください。
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ヨーロッパでは「長生きしたければ5月にセージを食べよ。」「庭にセージがある家には病人が出ない。」という言い伝えがあります。こちらもドライセージとして豚肉料理におすすめ。美味しく食べて健康でありたいものです。
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ローリエ、ローレル、月桂樹は同じものです。ポトフやカレー、シチューなど煮込み料理によく使われます。葉っぱをそのまま鍋に入れて煮込むだけで美味しくなります。
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豚肉料理やひき肉料理にもよく使うナツメグ。ポイントはほんの少し使うこと!素材の良さを引き出します。野菜の甘さを引き立てるので野菜の炒めにもおすすめ!
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マジョラムは直植えでも鉢植えでも育てられるハーブなので是非キッチンハーブとして育ててみてください。香りもとってもいいですよ!お肉や青魚におすすめ!
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パンチェッタとほうれん草のソテー:
フレッシュがなければドライタイムでもOK
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ちょっとこだわりの豚バラブロック。長崎県島原豚。
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パンチェッタとほうれん草のソテー:
フレッシュタイムがなければもちろんドライタイムでもOK
ドライタイムはチキンや魚料理とも相性がいいので常備してあるといいですね。
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